スマトラ沖地震被災者支援活動報告
先日、ユニセフ・ニュース春号が届きました。日本ユニセフ協会へのスマトラ島沖地震緊急復興募金の合計は3月4日現在約26億2,700万円となったそうです。
以前書きました「恩返しのとき」には予想以上に大きな反響があり、本当に多くのコメントをいただき、トラックバックやリンクもしていただきました。また、ここを読んでくれているなんて全く予想もしなかった人たちから、「ねえ、したよ」「へ?」「おれも、したよ、募金」などと照れくさそうに声をかけられたときは心底嬉しかったです。あらためて、みなさん、一緒にいろいろ考えてくださってありがとう!26億2700万円に比べたらほんの一部だけど、それでも確かに、間違いなく、26億2700万円の一助となることができたのです。ユニセフ日本協会では4月6日付けにてスマトラ沖地震・津波緊急支援90日間の特別報告を発表しています。募金をされた方は、是非ごらんになり、どんな活動に使われたのか、確認してみてください。
実は3月27日の時点で、このブログの緊急支援リンクをはずそうと思っていました。国際機関が3月26日を目処に「緊急支援フェーズ」から「復興支援フェーズ」への転換を図ろうとしていたこと、そして、@Niftyの募金も終了し、結果報告がされてから1ヶ月を経過していたこと、それらのことに鑑みれば、今後は別の形のやり方を考えていくべきかと思ったからです。
ところが、です。翌日でした。また地震。そんなばかな。あれから3ヶ月も経ったというのに。地震発生の翌日、ユニセフは被災状況の緊急評価を行いました。そして、早速緊急支援物資を手配。バンダアチェからはすぐに浄水装置が移送されました。
で、考えたのですが、@Niftyのバナーに替えて、ユニセフのリンクをトップに貼ることにしました。ユニセフならば、日本での報道の大小にかかわらず、緊急支援を必要としているところがすぐに報告され、そして、継続的な支援がなされ、その具体的報告が掲載されます。これならば、安心して協力が(ほんの少しですけど)できますし、みなさんにも自信を持ってご紹介していけると思うのです。本部の英語版サイトにはスタッフの活動の模様を映したビデオ画像も掲載されています。こういったことに経費をかけるのはいかがなものかという意見もあるようですが、私は「報告」のない募金活動などあり得ないと思いますし、「報告」の経費への支援も募金の一部と考えていますので、大手を振ってリンクを貼りたいと思います。
今回のことをきっかけに知るようになったユニセフの活動。例えば強制的に兵士にさせられた子供を返すべく、軍隊に呼びかける、といったことまでやっていたなんて、恥ずかしながら全く知りませんでした。これは長い目で見ればテロ防止対策にも効果がある活動だと思います。大災害がきっかけで知るようになったというのは皮肉なことですが、だからこそこれを忘れず、自分自身も機会あることにこのリンクをクリックしていきたいと思います。