ジョン・メイヤーの拡張現実ビデオ
拡張現実=augmented realityで、通称ARというそうです。最近、この「AR」という文字を見かけるにつけ、これはなんだろう、と思っていたのですが、このジョン・メイヤーのビデオを見ればなるほどこういうことか、と何となくわかったような気分になれるかも。
これを見るにはWebカメラが必要なんですが、お持ちの方は是非お試しを。
まず準備段階として、こちらからPDFをダウンロード。
this PDF
このPDF、ある画像が描かれているのですが、ビデオを見るにはこの画像をカメラにかざす必要があります。iPhoneユーザーなら、このリンクにアクセスすれば画像が表示されるので、iPhoneごとWebカメラにかざせばオッケー。PDFが表示できる機器が手元になければ、紙にプリントアウト、ということになりますね。「拡張現実」に入る前に超アナログな手続きを経なければならないのはなんだかなあ、と思う向きもあるかもしれませんが、新しいものって出たての時ほどコマンド打ちの操作が多かったりするのは世の中の常なので、まあ、頑張ってみるのもオツなものではないでしょうか。
さて、準備ができたら、今度はこちらの本サイトをクリック。
“Heartbreak Warfare” augmented reality music video
Adobe Flash Player設定の窓が出た場合は、Webカメラを選択し、カメラとマイクのアクセスを「許可」にします。そして、さっきダウンロードしたPDFの画像(ワタシの場合はiPhone)をWebカメラに向けると、、、はじまりました! しばらくすると、うわ、画面に自分の顔が映ってる!その横に書斎のようなグラフィックが登場、ゆらゆら動いています。あれ?これって自分について回ってる、、? よく見たら、WebカメラにかざしたiPhoneの方向に従ってビデオの画像もついてくるのでした。iPhoneを左右に動かす度に、画像も右へ、左へ。なんだか幻想的な世界の中で流れるジョン・メイヤーのサウンドもご機嫌です。って、こっちが肝心なんですがw
「わー、これってすごーい」
「どれどれ」
と、同居人がのぞき込むと、その顔も目の前の動画に取り込まれ、ぽかーんと口を開けて呆然としている二人の顔がクールな動画の背景に(^_^; なんだか情けないビデオクリップになってしまいましたが、まー、この「拡張現実」効果で、あっという間に終わりまで視聴してしまいました。ミュージシャンのプロモビデオってあんまり最後まで見たことないんですが、これなら「よし、もう一回見よう」という気になりますね。そのうち、曲を覚えちゃったりすると、やっぱりこれは「買い」だな、ぐらいのとこまでいくかもしれない。
Second Lifeのような「仮想現実」まではなんとか入り込んで来たワタクシでございますが、「拡張現実」となると、「ついていけない」感が出てきますねえ。これはすごいと思いすが、一体何に使ったらいいのか、どんなゲームに利用したらおもしろいのか、、、うーん、むずかしいなあ、と思うばかりで、まだ「こんなこともできるんだ、おもしれー!」というワクワクした気分にはなりきれないでいます。
そのうち「試しに使ってみた」を脱却し、「これじゃなくちゃ!」みたいなコンテンツが出てくるのを期待、ということろでしょうか。
なお、このネタは
Tumblr atomit’s scrapnote
↓
IT media せかにゅ:「火あぶりにしてやる」——音楽業界関係者が海賊党に怒り – ITmedia News
↓
John Mayer releases first music video to use augmented reality, “Heartbreak Warfare” – VIDEO HERE
という経路でたどりつきました。tumblrのatomitさんに感謝ですm(__)m