映画「Avatar」の3D体験
普段あまり映画を見ないワタシですが、3Dっていうのに食いつきw 見に行って参りました、「Avatar」。最初に見たのは、新宿ピカデリー。3Dって言えば、ディズニーランドのマイケルのキャプテンEOとか、米米のサルティンバンコとか見たっけなあ。、うーん、あれから20年ぐらいたつし、さぞかしすごいもんなんだろう、とワクワクしながら見に行ったのですが、、、「うん、そうだな、たしかに3Dだな」ぐらいの印象。映像はとてもきれいだったけど、戦闘シーン長いし、ストーリーも西部劇みたいだし、、、でもおもしろいことはおもしろかった、正直そんな感想でした。
ところが。
たまたまtwitter経由でこの記事に遭遇。
むむー。やっぱりIMAXで見なければ、、、さらに調べると
映画館における立体上映システム : 第三の革命 立体3D映画の時代 – 映画のことならeiga.com
ちょっと古い記事ですが、とても勉強になりますねー。
うん、これはIMAXでもう一度見るしかない。後悔したくないですから。というわけで、川崎まで足を伸ばすことにしました。
そして。
映画館に入って、席について、、、公開予定のAlice In Wonderlandのトレイラーがはじまった瞬間、やった!来たかいがあった!と、もう、この時点で大満足(^_^) 飛び出してくる文字、迫ってくるキャラクター、目の前に飛んでくる石、、、わかっていても思わずよけちゃうほどの臨場感がありました。
もちろん、肝心の「アバター」も大迫力。スクリーンや音響の大きさも手伝って、 もう映像に釘付けです。
ところが。
3Dというのは「飛び出してくる」だけじゃないんですね。こちらが映像に向かっていく、という逆方向も立体感というかリアル感があるわけで。よく考えてみれば向こうが来るのもこっちが行くのも双方向で3Dじゃないとホントじゃないわけですから、当たり前といえば当たり前なのですが。
でも、飛び出してくるものをよける、、、要するに映像が迫ってくる、というのはかなり「意識的な」感覚なのですが、こちらが吸い込まれていくというのは無意識に近い。あー、吸い込まれていくー、なんて思うことはなく、いつの間にか「あっち」の世界に入っていってしまうのですね。そして、そのうち「これは3D」ということを忘れてしまい、時々前のお客さんが目に入ったりするとそっちの方にものすごい違和感を感じたりして。立体感がある、とか、リアルだ、というよりも、「自分もジェイクと一緒にいる」「自分もそこにいる」という感覚になってくるんです。なので時折火の粉が飛んで来たりする以外は逆に3Dを感じなくなってくる、、、もちろん目が慣れる、ということもあるのでしょうが、「わーい、3Dだー」と思わなくなるようなものがホンモノの3Dなんだなー、と不思議な感覚になりました。
そんな感覚にとらわれていると、大したことないかも、と思っていたストーリーがとてもワクワクしたものに思えてきて、最初に見た印象とはまるで違うものとなってきました。悪役はより憎たらしくw 主人公はより勇敢に見え、ちょっと気味悪いかも、と思っていた地球外生物にはより親近感が、、、
これからはテレビもどんどん3D化されていくそうですから、これは楽しみですねえ。エンターテイメントの概念が大きく変わっていくかもしれません。テレビの場合はtwitterなどで既にソーシャル化されていて、「みんなで一緒にいる」感はもうできているわけですから、ここに映像的に「そこにいる」感が加わったら、これはもう戻ってこれなくなってしまうかも(^_^;
この「アバター」という映画、何か大きなもののはじまりの象徴になるかもしれません、、