ホントに応援したい若いミュージシャンが出てきた
まずはこちらを。
お? ハモネプ? いや、お一人様なんですね。歌っているのはYale大学のSam Tsui君。プロデューサーはKurt Schneider君です。
すんごいなあ、これ、と思ってさらに次を見たんですが。
む、Glee か。元ネタはこれだったんですね。
【楽天レンタル】『glee』特集
ここで第1話がまるまる見られます。
いやー、ワタシも文化祭でみんなで歌ったり踊ったりした高校時代を思わず振り返ってしまいました。中年のおばさんでさえ夢中になるのですから、現役の高校生や大学生が「自分たちもこれをやろう!」と思うのは当然ですね。若者のエネルギーは今も昔も変わりません。
でも、数十年前の昔と違うのは、まー、技術的に洗練されていること。そして音楽や舞台にものすごく集中しているということですね。昔のように、若者は反抗的じゃなくちゃ、ってことはないので、いや、抵抗しなくちゃならない思想統制もないし、大樹の陰に隠れた大人を批判することもない。大樹がぐらぐらになっちゃってるんですからね、どこの世界も。純粋に自分自身をどう表現していくか、しかないわけです。これは昔よりつらいと思いますね。タイヘンだ、今の若者は。
でもね、髪の毛の色や形をいろいろいじったり、ものすごいファッションを考案するヒマが無い(必要も無いみたいだけど)ほど、テクを極めちゃってるんですねえ。彼らはとっくにテレビのパクリを越えていて、楽器演奏、作曲、脚本作り、ビデオ撮影、iTunes販売、と全部自分たちでやっちゃってるんです。Kurt君が一緒にやっているのはSam君だけではなくて、複数の歌い手さんとのコラボやら学校でのミュージカル演出やら、もうタイヘン。
iTunesの曲はいまのところ全部カバーですが、これからオリジナルも出す予定とのことで、非常に楽しみな二人です。なんだか最近の音楽業界は低迷してるような雰囲気がありますが、やっと新しい時代の寵児が出てきたじゃありませんか。
iTunesは、ディストリビューターにもよるでしょうけど、自分たちで出せばかなりの割合で売り上げが直接彼らに行くし、どこの国で売れたか、というのもおおざっぱにわかるので、日本からの応援メッセージを送るつもりでアルバムを購入しました。微力ながら、彼らの活動資金の足しになれば、と。
そして、最後にこちらも是非ご覧あれ。
Lady Gagaって、随分とむずかしい歌を歌ってたんですな。あーびっくり。