今時のバンド活動(2) 基礎練習
バンドのライブの時、相方のドラマーjojoと一緒に早めに会場入りすることも多かったのですが、そういうときはメンバーがまずウォーミングアップをしていました。
ウォーミングアップというと、まあ、音階練習ということで、ドレミファソラシド〜なんてやるわけですね。これがヴォーカルkyokoもサックスhamberもけっこうな迫力で、できればみんなに聞かせてあげたいなあ、と思うほどすばらしいものだったんですね。
歌詞もない、フレーズもない、それでもひとつの曲になっているんです。しっかりした音程、倍音を含んだ豊かな音色、迫力のあるダイナミクス。棒読みのドレミファソラシドではなく、表現力全開の演奏です。
ああ、やっぱりうまい人は、こういう基礎の積み重ねを怠らないんだなあ、とあらためて感心。ワタシ自身も昨年Berkleeのオンラインコースを受講したとき、発声練習として掲載されていた練習曲を録音して提出するという課題が出されたことがあり、自分の音階練習を録音して聞いてみたことがありますが、これがまあ、聞く耐えなんですな(^_^; この音がちゃんと出てるのに、どうしてこっちが出てないんだろう、とか、よく聞いてみるとあちこちふらついている、とかいろんなことがわかってきます。たかが音階、されど音階。やっぱりこれを極めてはじめてあの二人の迫力が出るんでしょうねえ。プラソルと一緒に活動していて、一番勉強になったのがこれ。今でもありがたいことだと思っています。
次回はレコーディングについて書いてみようと思います。