今時のバンド活動(4)ーレコーディングその2

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レコーディング編、その2は、「レコーディングをどこかにお願いする」ことについて、と予告しましたが、これ、正確には、どんなエンジニアさんと一緒に制作したらいいのか、ということです。

 もちろん、ワタシはド素人ですし、自分がレコーディングをしたわけでもないし(あ、Plastic Soul Bandのファーストのタンバリンの録音はやったんだw)、専門技術を持っているわけでもない。だから全然偉そうなことを言えた立場ではありません。でも、ある一つのバンドについて、その誕生から終演まで、ずっと側で見つめてきました。バンマスがメンバーを集めるところから始まり、最初はカバー曲のライブ、そして、初めてのオリジナルの発表、より良いライブやアルバム制作のためリハやミーティングを繰り返し、、、リハやレコーディングの際にスタジオに一緒に入ったり、ミーティングでも要所要所で同席し、デモ録音も何度も聞きました。そんな中で思ったのは、バンドとしてより良いものーアルバムでもライブでもーを作り上げようと思うのなら、やはりそのパートナーであるレコーディングスタッフやライブハウスのスタッフも、バンドと一緒にいいものを作っていこう! このバンドのために一肌脱ごう!という気概を持った人達でないと、難しいのではないか、ということです。

 レコーディングスタジオだって、ライブハウスだって、千差万別。それぞれのお店のやり方があり、特徴があります。もし、たまたま遭遇したスタジオやライブハウスのやり方だけを見て「レコーディングってどこもこうなんじゃないの」「ライブハウスはどこもこういうルールでやってるんだから、こういうもんなんだ」と思いつつ、いろんな妥協をしているとしたら勿体無い。自分たちのスタンスに合うところをもっと徹底的に探す、ぐらいはしてもいいんじゃないでしょうか。中には、「どこにもないんなら、オレが作ったる!」ぐらいの人だっています。事実、今経営者になっている方で、そういう方、けっこういるんじゃないでしょうか? いや、そういうの作れ、って言ってるんじゃなくて、そういう人だっているくらいだから、せめてよーく調べて自分たちにとってより良いところを探すくらいはしてもいいんじゃないか、ということが言いたいのですね。

 話しがそれました。では、例として(解散してしまったバンドではありますが)Plastic Soul Bandがお世話になったところを紹介します。これは、お世話になったから、とか、友達だから、とか、そういう理由じゃなくて、そして、ここを使ってね、という宣伝じゃなくて、せっかく事務所の意向とかレーベルの都合とかに左右されないで、自分たちでやりたいようにやれる若いバンドさんなら、是非とも、 「いい音」で録る、だけじゃなくて、録音した曲が「いい曲」になることを共に目指してくれるエンジニアさんを探してください、という思いを込めてのご紹介です。

 まずは、そのRecording Studio Tran代表ごるふ氏の書いた、レコーディングとはなんぞや、についてのブログを読んでみてください。レコーディングに興味のある方、読んで損は無いと思います。っていうか、格安レコーディングスタジオに行ってオンオフだけやってもらっただけでそれが当たり前だと思っている人は、これ読まないとものすごく損すると思います。

 Tranのホームページのサイドバーを眺め、感心のあるところを読んでいただければ十分とは思いますが、ここぞ読みどころ!というところを挙げますと、、

★どうやってい「いい曲」に録音するのか、については

2: カンタンだけど難しい。セルフRECの「落とし穴」

★そもそもレコーディングははじめてで、手順とかもホントはよくわかっていない、、そういう方は

1:「まず読もう!」 初録音の手引き

★アドバイスっていったって、楽器だけでしょ?ヴォーカルはやってもらったってピッチの修正とか切り貼りなんじゃないの?という、なんとなく不安を抱えた孤高の歌い手さんには

3: めざせオーディション突破! あと何が足りないのか? 

 この記事が若いバンドの方たちのお役に立ちますように。プロ、アマ問わず、いいバンドとの出会いに大いに期待を抱いているLucyより。切にお祈りしております。

Recording Studio Tran ミキシングルーム

 

【おまけ】 文字ばかりじゃつまんないので、レコーディング風景など。

こちらはPlastic Soul Bandのセカンドアルバムのレコーディングの模様。スタジオはTranができる前にごるふ氏がエンジニアをしていたスタジオ・ラークです。エンジニアがごるふ氏だったからこそメンバーがこれだけリラックスしていた、ということがわかる動画であります。6年前のビデオなんで、低音質なのはご了承を。

 

そして、現在のStudio Tranのミキシングルームが出てくる動画。2年前のレコ発のプロモですが、これまた、いかにヴォーカルの人がリラックスしてレコーディングしているかがわかります。

 

次回は、いよいよ「楽曲の販売」について書く予定です。

Lucy

Second Lifeに棲息しつつ、いろいろと音楽を勉強中です。詳しいプロフィールはこちら http://lucytakakura.com/about-lucy

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