Second LifeからCloud Partyへの移住は始まるのか?

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Second Lifeが日本でブレイクした2007年頃、これからは3Dの仮想世界だ、ということで類似の様々なサービスが出ては消えていきました。今となっては、また新しいものが出てきても、「またか」という感じではありますが、、

今回はFacebookアプリで登場です。

Cloud Party
http://www.cloudpartytime.com/

こちらのAPPを押すとログインできます。Facebookのアカウントが無い人でも、Anonymous Userを選べば使用できます。

Facebookオッケーな人はまずはこちらをごらんいただき
http://www.facebook.com/CloudParty

これ↓をクリックするとログインできます。
https://its.cloudpartytime.com/

Facebookアプリなので、もちろんブラウザベース。IEとSafariはダメなので、ChromeかFirefoxをお使いください。

まずは、初期アバから。

久しぶりにこんな姿で一人で荒野を徘徊しました。なつかしいですね。チュートリアルもやりましたよ。画面ズームはマウスでつかんでホイールでできるのでこっちの方がいいかも。

ゲーム内で写真撮影も可能です。撮ったものを簡単にFacebookでシェアできるのがちょっと便利。

そして、既に英語圏のSecond Lifeユーザーの間では、このCloud Partyについてちょっとした騒ぎになっています。

SLユーザーを震撼させたのは、この写真の中で散乱しているナゾの木目の物体です。これは、、、自分でモノが作れるのではないか? この風景は初期のSecond Lifeそっくりじゃないか、と。

そこで、さっそく、もの作りにトライ。

これを見ると、Objectは全部meshなんですね。ショック。blenderとかmayaが使えないと、テクスチャ一つ貼ることもできない、、、直方体のままでなんとかなる「イベント告知看板」でも作ろうかな、と思ったんですが、それすらもできませんでした。「箱」を「板」にしたところでおしまい(^_^;

脇にあるイスとテーブルは、ライブラリから出したものです。で、このイス、なんと「座れません」w

ま、気を取り直して、とにかく、歩く、見る、作る、などのチュートリアルを終わらせました。チュートリアル修了者には、自分の家がもらえます。

 

オブジェクトには、スクリプトも入れられます。スクリプト一覧はこちら。
http://cloudparty.vanillaforums.com/discussion/1/scripting-documentation

これをざっと見る限りでは、
・アニメーション動かせる
・音も鳴らせる
・ストリーミングは不明

な感じですね。

さて、このCloud Partyの将来性ですが、、、、 わかりませんw

たしかに「はじめる」だけならブラウザベースなので敷居は低いです。でも、仮想社会がはじめて、という人が入ってきても、自分の家をゲットするところまでやったら、それこそ「このあと、どうするの?」という感じです。案の定、うろうろしているのはほとんどがSecond Lifeユーザーです。英語、フランス後、日本語など言語は様々ですが、会話を見るとみんなで「SL」を連発してますからねえ、、、

さて、英語圏での反応ですが、メタバースの情報ブログ「New World Notes」では、さっそく6月21日にこんな記事を書いています。

7 Things You Need to Know About Cloud Party, The Web-Based, Cloud-Deployed, User-Created Virtual World

 これによると、Second Lifeの共同創始者だったCory Ondrejka(現在はFacebookの職員)がCloud Partyの出資者及びアドバイザーになっているそうです。やはり、という感じですね。

Coryへのインタビューによれば、Cloud Partyでは、ユーザーの作った作品をマーケットプレイスで販売することや、スマートフォン及びタブレットでのアクセスも予定しているらしく、もう、Second Lifeユーザーは気が気じゃないわけです。

ただし、どこを見てもストリーミングについては触れられていないし、同じ島に入れるのは25人まで、置けるオブジェクト数の上限はそのカウントが非常に複雑で、、、とまだまだなようです。まあ、Second Lifeのアバターも当初は目玉だけの未知の生物だったのが、数か月で2足歩行の人類に進化したわけですから、イスに座れないくらいの問題は時が解決するとは思うのですが、、、

要は、もう、Second Lifeのユーザーが先を見越して「これからはこっちだ」と本腰を入れてモノを作り始めるかどうかにかかっているのではないでしょうか。スクリプトは最初から組み直しですから、どこまで時間をかけてやる気になるか、ですね。やー、やっぱりこれはSecond Lifeとは別ものだし、移住するほどのものじゃないや、という雰囲気が漂えば、誰も苦労してこのワールドを作り込んでいこうとは思わないだろうし。

Lucy個人的には、やっぱり「クラブ経営」ができるかどうか。これがわかってから本腰に入るかな、という感じですね。音楽とダンスがなければ、いくら便利でもやっぱり引越はできないと思います。それに、今SLに残っている人たちは、5年以上かけて「ひと財産」作ってますからねえ。簡単に「移住」というわけにもいきませんなー、きっと。

ま、まずは1ヶ月後に「イスに座れる」ようになっているかどうか。ここらへんが分かれ目でしょうかw

 

Lucy

Second Lifeに棲息しつつ、いろいろと音楽を勉強中です。詳しいプロフィールはこちら http://lucytakakura.com/about-lucy

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