韓国ドラマ

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今日は部屋のそうじを30分で済ませた。いつもなら1時間。平日にマメに整理しておいたおかげ。シンプルライフなる目標にちょっと近づいたかな。

おかげで昼寝で体力温存した上に、週1で見ることにしている韓国ドラマをゆっくり見られた。今は不本意ながら「冬のソナタ」。前線を退いたとはいえ、一応韓国語はメシのタネの一部なので、周囲からは「見ました?」とか「どうですか?」とかやたらと訊かれることもあり、再放送開始を機会に見ることにしたものだ。
自分としては、まあ、数ある韓国ドラマの中のone of themに過ぎないし、良くも悪くもなあ、と思うのだが、周囲の人の評価は「いいですよねー」と「なんだかなー」のまっぷたつ。自分と波長の合う人に「なんだかなー」派が多い。その人たちが一様にひっかかっているのが、「あそこまで言うかねえ、普通、、」「日本のドラマじゃ絶対あんなセリフ言わない」という大仰なセリフ回しだ。
「そ、そうかな」と思い、試しに音声を日本語に切り替えてみた。うーむ、たしかに日本語だったらワタシは見ないぞ、これ。ところが韓国語だとあんまり気にならない。ストーリーの現実味はともかくとして、セリフのひとつひとつはけっこう日常だ。恋愛関係に限らず、とにかく口説く。例え話を頻繁に持ち出して、相手を納得させようとする。韓国語は日本語に構造が似ているとはいえ、彼らは語尾をあまり濁さずにはっきり最後まで言うから、普段から演説調だ。一生のうちに何回「愛してる」という言葉を使うか、を日韓で比べたら、明らかに韓国に軍配があがる。きっとアメリカ人と勝負できる。
これは気質の問題も多いにあるだろうが、言葉の音節数にも大きな原因があるのではないだろうか。今日ふと思いついただけだけど。I love you. サランヘ。ともに3音節。「愛してる」と簡単に言っても日本語は5音節だし、「愛」はオリジナル日本語ではない借り物の言葉だ。こんな言葉は4音節目に入るあたりで恥ずかしくなってきて、全部言い切る勇気はとても出ない。しかも本当に言うとしたら、「愛してるんだよ」くらいにはなるだろうから、さらに音節数が増える。韓国語の場合は丁寧に言って4,バカ丁寧に言っても5音節が最大だ。
韓国ドラマを見てると「お父さんを愛してる?」なんて子供に話しかける場面が普通に出てくる。たぶん、本当に言っているだろう。うん、韓国語なら言えるもん。言葉が先か、中身が先か、何とも言えないが、言語そのものが、くずれていくかもしれない伝統的人間関係を支えているのかも、なんて考えた。
それにしても、あんまり思い入れないかな、このドラマ。野球の延長で録画が最後の10分切れてたけど、それほどアタマにこなかったもんなー。
ちなみにヨン様よりずっといいぜ、と密かに思っているのは歌手&俳優の「」。まあ、ヒマな人は見てやってください。

Lucy

Second Lifeに棲息しつつ、いろいろと音楽を勉強中です。詳しいプロフィールはこちら http://lucytakakura.com/about-lucy

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