The Man I Love
ヴォーカルでレッスン中の曲。手持ちのCDとe-musicで拾ったのを合わせると、けっこうあった。
Beverly Kelly with Pat Moran Trio
Billie Holidy
Ella Fitzgerald (In London, Fine and Mellow)
Anita O’day
綾戸智絵
で、歌なしは、
Art Pepper
Herbie Hancock
一番記憶に残っていたのはBillie Holiday ヴァージョンだ。3拍子。その他コンピレーションに入っていたのも3拍子でブルージーに歌うっていうパターンが多い。ところが先生からは4拍子の譜面を渡されて、Ellaを聞くといい、と言われた。e-musicで探したら、2曲ヒットしたのだが、これがもう、うーむとうなってしまう逸品だ。
Fine and Mellow に入っていた方は、最初の1コーラス目はテンポフリーという感じだが、基本は3拍子で、雰囲気もブルージー。ところが、2コーラス目からは4拍子になって、ガンガン突き進む。この曲中の歌詞ではタイトルの前にI’m waiting forという一言が付くのだが、こうガンガンやられると「待っている」様子は微塵も感じられなくなる。聞いているこっちもヤケクソになってくる。はいはい、どんどん行ってちょうだいねー!
でも、どうだろう。「待っている」というのは、黙って静かに、おうちで動かず、じーっとしているもんだ、と決まっているものなのだろうか? あるいは、そういうものなんだけど、音楽的にはどうやってもいいじゃないか、ってことなのかなあ。
いずれにせよ、自分がこの曲をどうアレンジしようか考える場合、やっぱりブルージーにやるだろう。っていうか、それ以外思いつかないし、できないと思う。エラのを聞いた後なら、これもありだ、と思うけど、Billie Holidayだけを聞いていたら、とてもあんな風に歌うことは思いつかない。エラって、やっぱりそういうところが天才なのかな。せめてコピるだけでもできるようになりたいもんだ、、、