肩こり・頭痛を治そう(8)セルフケア(3) – ウォーキングレッスン(3)
正しい姿勢や歩き方がいまいち習得できない、、、
その原因は、長年身体をゆがませていたために、いろいろなところが凝り固まってしまい、自由に動かない、というところにあります。
ウォーキング上達のためには「筋肉をほぐす」
ウォーキングレッスンでは、壁にまっすぐ背中をつけられない人のために、いろいろとほぐす方法を教えていただきました。肩がつかない場合は肩まわしをしたり、胸の前の鎖骨あたりが左右にまっすぐにひろがるよう、首の付け根をほぐしたり、、、様々な方法があります。
また、普段、骨盤の前側のすぐ上の筋肉など使ったことがないために、腿の付け根もまっすぐにならず、ちょっと折れてくっついたまま、とか、骨盤の前側を下げたり引いたりしようとすると、腰がくるくる回ってしまう、という現象を防ぐため、腰の運動も取り入れています。先生は日々研究を怠らず、「こうすると効果ありますねえ」なんて生徒たちとのやりとりからも、より効果的な方法を編み出しては、私たちに教えてくださいました。
正しい姿勢、足の運び方はなんとなくわかった、でもうまくいかない、、、それを解消するため、筋肉をほぐす、歩いてみる、筋肉をほぐす、歩いてみる、、、この繰り返しが練習の中心になりました。正しい姿勢を作るには、体に力をこめて、その姿勢をキープするんだと思っていたのは大きな誤解でした。そんなことをしたらいろんなところが凝ってしまい、逆効果もいいところです。まっすぐにするには、「引き締める」よりむしる「ゆるめる」ですねえ。で、きちんと歩くには、正しい支点にのっかって、無理なく体重移動をさせるのがポイントだったんです。
レッスンの成果
レッスン場で鏡を見ながら歩いたり、歩く姿をビデオに録ったりすると、それだけでかなり姿勢は改善されますが、正しい姿勢が「無意識」にできるようになるには、もう繰り返ししかありません。あとは自分自身の練習と根気だなあ、と思いましたが、レッスンに行けば身体が軽くなるし、もう二度と疲れないようになる、という安心感があり、レッスンはリハビリ生活中の一番の楽しみでした。生徒を飽きさせない、いつも笑わせてくれる、という福村先生の楽しいキャラも大きく影響していますけどねw
おかげで、半年も経たぬうちに通勤靴も履けるようになり、8センチ級のハイヒールを履いても不安なく過ごせるようになりました。もちろんハイヒールではさすがに疲れるので普段は4センチ程度のものにしていますが、歩くのがラクだとこんなに人生ラクなのか、という位、自分の状況が変わりました。疲労感いっぱいで、起きていることだけでも一日もたず、すぐに横になっていたのが、いつの間にか気軽に外出できるようになり、再び通勤できるかもしれない、という自信がついてきたのです。
根気よく、そして楽しく指導してくださった福村先生には感謝の気持ちでいっぱいです。
さて、次回は、なぜ「モデル」ウォーキングなのか、ということにも触れようかと思います。