iPhone Xデータ引継で失敗しない方法
ガラケーからiPhoneにしてからは、機種変更しても何か設定する必要がなくなり、本当に便利でした。うちに帰ったら、Macにつないだドックに指す、というのが習慣になっていたので、特に意識もせず毎日バックアップを取っていたわけですからね。
iCloud時代に突入してからも、バックアップはMacのiTunesでやってきました。Wifi経由でバックアップって便利かもしれないけど、なんとなく不安なんですよね、「母艦」につながないと。
機種変更は今回でもう5回目だし、アクティベートしてiTunesで「復元」すれば一発だよねー、すぐに使えるぞー、へへへー、なんて余裕かましてたんですが…
ナメてましたね。
念のため、gizmodoさんのこちらの記事で、手順は確認したんですよ。ちゃんと。
iPhone Xにこうやって乗り換えよう! iPhoneのデータ引き継ぎ方法
すごいですねー、クイック設定。iPhoneどうし、近づけるだけで設定がはじまり、カメラを近づければ新しいのを認証してくれる。
そして、いよいよ、iTunesバックアップから復元だあ。
ところが。
「こわれてます」
え? データがこわれてて引き継げない?
うひー、6sだとダメなの? おかしいな、もう一回。
やっぱりダメでした。んじゃ、icloudからだ!と思ったのですが、最初からバックアップ取って、もう一度やり直し、って… ちょっとやってみたんですが、iCloudへのバックアップが一向に進みません。
どうしよう、最初から設定するかなあ。でもgmailだのapple以外のメールの設定とか、Facebook、Twitter、Pinterest、えーと、それから…ログイン設定しなくちゃならないものが山のようにあります。
うー、どうしよう、できないー、とTwitterで愚痴ったところ、知人からリプライが来ました。
「もしかして、XのOSアップデートしてないからかも」
うわー、そうか。基本中の基本だった。旧機種の方がバージョンが上になっちゃっている可能性が。
でも、アップデートって… 一回全部設定しなくちゃソフトウェアダウンロードできないじゃん!
それでもすべてのSNSのログイン設定をやり直すよりはまし、と思い、やりましたよ。
はい、ワタシと同じ目に合う人が出ないよう、ここにまとめておきます。
下取りは慎重に
iPhone Xに機種変更する時は、iTunesにバックアップを取っているからだいじょうぶ、と早まって下取りに出さないようにしましょう。
データを完全に移行するまで旧機種は手元に置いておくべきです。新旧両方あれば、新規設定がラクですし、iTunesへのバックアップもやり直しができますからね。
移行が完全に終了して、確認してから買取に出しましょう。
持ち帰ったらまずアップデート
新品のiPhoneXでも、購入のタイミングによってはOSがアップデートされていない可能性があります。アップデートされていないと、iTunesからのデータ復元がうまくいきません。
OSをアップデートするためには、iPhoneの初期設定が終わっていなければならない、、堂々巡りです。
というわけで、新しいiPhoneXを手にしたら、まず、「新しいiPhoneとして設定」を選択して、ホーム画面が出るところまで設定します。設定後、ソフトウェアアップデートを確認、アップデートすべきものがあれば、アップデートをします。
そして、「設定」→「一般」→「リセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」と進みます。本当にiPhoneを削除しますか?なんて出るとちょっと恐くなりますが、これをやらないとデータの移行ができないので、迷わず削除。
ここでまた、新旧のiPhoneどうしを近づけると、クイック設定をはじめることができます。
で、今度は、「iTunesバックアップから復元」を選択。あとは母艦につなげば、無事データを移行することができます。
なお、データ移行といっても、アプリについては「こういうアプリあったよね」という情報しか来ないので、「インストール」が始まるのはiTunesからの復元が終わった後になります。まあ、勝手にダウンロードされていくので、何も作業をする必要はないのですが、「復元おわった!」と思ってもすぐに使えるわけではないので、データ移行には十分時間の余裕を見た方が安全です。
間違っても、出勤する日の朝にはやらないように。
なんだかiPhoneXへの移行に丸一日費やしてしまった感じではありますが、久々に楽しく遊べそうな機能がいっぱいあるので、それも良しとしたいと思います。