Podsafe Music Network-その革命的システム
Plastic Soul BandがPocsafe Music Networkに登録して以来、瞬く間に米、英、独のポッドキャスターに曲を流してもらい、全米衛星向けラジオにまで流れてしまって、驚くやら、慌てるやら。毎日バタバタと英文サイトを作ったり、お礼のコメントやメールと書いたりと大騒ぎをしていましたが、ここのところでやっと一段落です。
で、落ち着いたところでよーく考えてみると、Podsafe Music Networkっていうのは、ものすごいシステムなんですね。どうも、自由に曲を流せる、というところが着目されがちですが、曲を作るミュージシャンにとっては、Podsafe Music Networkが提供してる著作権管理のシステムはこの上ないすばらしいものなんじゃないでしょうか。
現在のシステムでは、ミュージシャン側は、自分の曲がどこでどれくらい流されているのかはリアルタイムではわからない。使った方は後からまとめて報告するシステムなので、曲を使う側も「この曲をかけたよ」というのをすぐにミュージシャンに伝えたくても、伝える方法が無い、または、非常に困難なわけです。
ミュージシャンの立場から言えば、一番イヤなのが「勝手に使われる」ことなんじゃないでしょうか。どこで誰がどういう風に流しているのかはっきりしていれば無料でもいい、むしろより多くの人に聞いてもらいたいから無料の方がいい、というミュージシャンもたくさんいるはずです。
また、曲を流したい人側から考えても、それがいい曲であれば、なにがしかのお金を払ってもかまわない、という人がたくさんいると思うんですね。でも今のシステムでは、使おうと思っても手続きが複雑で大変時間がかかるので、お金を払わなくちゃいけない曲はかける気がしない。お金を払いたくないんじゃないからではなく、どうしていいかわからないんですよね。
ところが、このPodsafe Music Networkは「流したよ」という通知がワンクリックでできる。通知を受けた方も、自動的にリストが作成されるから、どこで使われたか一目瞭然。これはいわば既存の著作権関係処理手続きへの挑戦であり、革命的システムと言えるのではないでしょうか。Podsafe Music Networkの会員規則に従わなかった場合は「退会」というペナルティしか無いので、いまのところは会員の良識に追うところが大きいのですが、このやり方、うまくいったら音楽業界、放送業界が一変してしまうかもしれません。
Podsafe Music Networkで提供されている曲は現在無料ですが、よーく見ると曲リストにはグレイの価格アイコンがついているんですね。恐らく有料化も予定されているのではないかと思います。ということは、Podsafe側は、これを完成されたビジネスシステムにしていこうとしているわけですね。やる気満々です。
ワタシたちも、この大きなmovementに参加中ということになるのかな。これからが本当に楽しみですね!このblogでも、今後はPodsafe Music Networkの動向と、そこで見つけたかっこいい放送とミュージシャンについてちょっとずつ報告をしていこうと思います!
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ゆかりんさん、コメント、TBありがとうございます。
日々Podsafeな音楽をアーティストの皆さんにも知って欲しいと思っている私には嬉しい事件でしたよ。また音楽もカッコイイっすね。
そうそう、「Podsafe」ってのは「iPodで自由に聴ける音楽」や「ポッドキャストで使える音楽」という総称です。せっかくPodsafeMusicNetworkに登録したのですし分けて書いた方がきっと伝わりますよ。長いですけどねえ。
世界中にまだまだいっぱい同じように世界に広めようってアーティストもいます。がんばってください。記事にも少し感動しました。私もPlastic Soul Band Podcastを応援します!
こちらにまでコメントありがとうございます! 感動です!
恥ずかしながら今まで知らなかったんですが、Podsafeという言葉はそれだけでもう認知されているんですね。これからはPodsafe Music Networkと全部書いていくことにします。
貴重なアドバイス、ありがとうございました!