日本の支援明細

Share

 スマトラ島沖地震発生から1ヶ月が経ちました。日本が約束した5億ドルの支援も即払いを実行済。5億ドルというと、この1ヶ月間毎日300円お買い物をするごとにその消費税が支援に当てられてきた、という計算になります。ほぼ、大体、ですが。
 そこのアナタもワタシも収入がなくてもあってもみんながそうやって支払っているわけですから、その明細ぐらいは確認しておきたいですね。報道関係のソースを貼りたかったのですが見つけられなかったのでおおもとから引用します。以下、明細。
[大きな内訳]
1.被災国への無償資金援助 2億5000万ドル 
  1月17日文書交換、同19日支払い完了
2.国際機関への拠出 2億5000万ドル
1月21日拠出完了
[詳細]
1.被災国への無償資金援助
インドネシア(146億円、1億4,600万ドル相当)
スリランカ(80億円、8千万ドル相当)
モルディブ(20億円、2千万ドル相当)
2.国際機関への拠出
国連児童基金(UNICEF) 7000万ドル
(児童の保健・栄養サービスと衛生施設整備、孤児の人身取引防止対策等児童の保護)
国連世界食糧計画(WFP) 6000万ドル
(食糧支援、ロジスティック支援)
国際移住機関(IOM) 2500万ドル
(人身売買防止対策、緊急仮設住居、輸送サービスの提供、被災者登録)
国連開発計画(UNDP) 2450万ドル
(住宅支援、緊急インフラ復旧、生計手段確保支援)
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR) 1500万ドル
(仮設シェルター提供、住居再建及び非食糧物資の供給支援)
世界保健機関(WHO) 600万ドル
(被災した子供に重点をおいた感染症の予防・治療活動支援)
国連人口基金(UNFPA) 550万ドル
(緊急産科ケア、医薬品・医療機器の提供、衛生キットの配布、仮設医療施設の設置等)
国連人道問題調整部(UNOCHA) 500万ドル
(援助活動の調整・支援拠点および情報センターの設立、援助調整活動)
国連食糧農業機関(FAO) 500万ドル
(漁業・農業再開のための緊急支援)
国連ボランティア計画(UNV) 500万ドル
(緊急人道援助および復旧支援に対する各分野の専門家派遣)
国際防災戦略(ISDR) 400万ドル
(国連教育科学文化機関(UNESCO)との連携によるインド洋津波早期警戒メカニズ
ムの構築)
国連人間居住計画(UN-HABITAT) 300万ドル
(被災した住宅等生活インフラの復旧)
国連婦人開発基金(UNIFEM) 100万ドル
(被災地域再建のための女性組織の活動支援、女性の保護)
国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC) 1500万ドル
(支援物資の供給、伝染病対策、医療支援、家族再統合、孤児支援)
赤字国際委員会(ICRC) 600万ドル
(支援物資の供給、伝染病対策、医療支援、家族再統合)
 即払い完了を報じた新聞は朝日しかみつけられませんでした。他にもあったよ、という方、教えてください。

日本、240億円「即払い」の約束守る スマトラ沖地震
 スマトラ沖大地震・津波災害救援のため国連が求めている緊急支援で、日本は拠出を約束した2億2900万ドル(約240億円)の払い込みを21日に終える。ジュネーブの外交筋が20日明らかにした。続きを読む

 それから、今日1月26日付朝日新聞朝刊のスマトラ島沖地震関連特集記事で読んだのですが、インドの漁民がインタビューに答えて、日用品の援助をしてもらうよりも、船と網が欲しい、それさえあれば自分たちで働いてあとはなんとかする、と言っていたのがとても印象に残りました。FAOが早くなんとかしてくれるといいなあ。
 さて、税金の行方の次は、リンクを貼った責任があるので、ユニセフの活動についても報告しなくちゃいけませんね。折を見て書いていくつもりです。

Lucy

Second Lifeに棲息しつつ、いろいろと音楽を勉強中です。詳しいプロフィールはこちら http://lucytakakura.com/about-lucy

コメントを残す